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2022年 10月 10日 ~トルコアイス~
精神的に~♪ 精神的に~♪
失礼しました。気分が良くなって「シマバラン伝説」を歌ってしまいました。
よく分からない人は昨日の藤原担任助手のブログを参照ください
健全な受験生の皆さんはYoutube等を見ていないかと思いますが、三澤は最近あるYoutuberの動画にはまっています
その動画では、「トルコアイスのアイスがないからトルコです」という謎理論が展開されていて、非常に面白いです
どういうことかというと、トルコアイスは一般的にコーンの上にアイスが乗っかった形状をしていると思いますが、その動画ではアイスが乗る前の状態、すなわちコーンのことをトルコと呼んでいるのです
おそらく、この理論を式に表すとすると
(トルコアイス)=(トルコ)+(アイス)
(トルコアイス)-(アイス)=(コーン)
これらから(コーン)=(トルコ)
という感じでしょうか?
この理論にはまった私は、各所でコーンを見つけるたびに「トルコ、トルコ」と言っていたのですが、
田無校理論系担任助手の阿部さんにこのことを話すと、状況が一変しました
阿部担任助手「トルコアイスは足し算じゃないんだよ!掛け算なんだよ!」
なるほど、確かに言われてみれば(コーン)=(トルコ)という理論を作った元凶は、
(トルコアイス)=(トルコ)+(アイス)という定義式でした
掛け算であれば、(トルコアイス)=(トルコ)×(アイス)であれば、確かにそんな馬鹿げた理論が生まれないかもしれない
しかし、その安心も束の間私の脳の理系の部分(ほぼすべて)がすぐさま計算を始めてしまいました
掛け算の定義でも、仮に(トルコアイス)-(アイス)=(コーン)という計算が成り立つとするなら、
(トルコ)=1のとき、(コーン)=0
(トルコ)≠1のとき、(コーン)=(アイス)/(トルコ)-1
という恐ろしい式になってしまうのです
これは大変だ。コーンを見つけたときに(アイス)/(トルコ)-1と言うのはなかなか面倒です
再び不安な気持ちになっていると、三澤はここでこの定義の不可解な点に気づきます
通常、足し算や掛け算はその順番を入れ替えても答えは変わらないので、
今まで扱った定義式は例えば(アイス)+(トルコ)=(トルコアイス)、(アイス)×(トルコ)=(トルコアイス)という式にもなり得るわけです(この2つの式を①、②とする)
しかし、こうすると何が語順を決定付ける因子か分からなくなりました。「先に書いた方の単語を先に合成単語に含める」、とすると
①、②の式ではトルコアイスのことを「アイストルコ」と呼ぶことになります
また、「それぞれの合成単語にしっくりくる語順で単語を合成する」というルールにすると、
「ドロケイ」と「ケイドロ」のようなどちらの語順にしても単語が成立するような合成単語では語順を決める因子がないため「ケイ」×「ドロ」と言われてもどっちなのかわかりません
このようなことから、トルコアイスを記述するには足し算でも掛け算でも不十分であることが分かります
しかし、語順を気にした際に1つの光明が差してきました
要は掛け算の順番を変えられないような尺度で計算すれば良いんです。そうです、行列です。
行列は何年か前まで高校数学の範囲にあった概念で、数が縦と横にマス目状に並んでいるものです
そのマス目の数が縦と横ともに等しくないと足し算が定義できません
また、掛け算をする際には、マス目の数によって制限があり、それによって掛け算の順番を入れ替えられたり、入れ替えられなかったりするので、先ほどの語順の問題点を改善できます
色々思案した結果、トルコアイスはトルコ行列とアイス行列の掛け算で記述されているものとするのが、一番しっくりきました(これを書いている途中にも問題点を見つけましたが)
長々と書きましたが、今回の文章で伝えたいのは
「視点を変えたら、その視点から見ると現象がどうなるかを正しく分析する」ということです
ご清聴ありがとうございました
明日の担当は、田無校実験系担任助手の賴田担任助手です