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2024年 12月 7日 大切なもの
担任助手の桑原です。
最近、とても嬉しい出来事がありました。
高校の時の恩師である日本史のS先生とランチをご一緒させて頂いたのです。
実は最近進路について悩む事が多かったので、原点に帰りたい思いで無性にS先生に会いたくなりました。
※S先生は私の人生を変えたと言っていいほどの影響がありました。私が日本史にハマったきっかけでもあります。
今はもう違う高校に転属してしまっていると聞いていたのですが、先日思い切ってその高校に電話をしてみたのです。
すると程なくして先生から電話が来て、「今日これからランチだから一緒に行かないか」とお誘いをいただきました。
ちょうど大学から近い所だったので直ぐに言われた通りのお店に向かいました。
お店は、学生1人ではあまり行かないようなお洒落なイタリアンでした。
先生は行きつけのようで店員さんから覚えられており、「いつものでよろしいですね?」と訊かれていたのが印象的でした。
イタリアンと言っても東部アブルッツォ州の料理が専門らしく、壁には同州出身の宣教師アレッサンドロ・バリニャーノ(日本史選択は知ってるよね?)の肖像画が飾ってありました。
先生おすすめの美味しいパスタを食べながら、最近の大学の様子など話したあとにいよいよ進路の話をしました。
私は元々教員志望のルートで進んでいたのですが、最近他の進路も考えて色々と悩んでいたのです。
けれど、先生と話していると高校生の時の気持ちに還りました。ああ、私はこの先生に憧れているのだ。
とにかく、教員免許は絶対に取ろうと思いました。まだ進路はいろんな道があってもいいし、あったほうがいい。
それでも、自分にとって大事なもの、想いだけは見失いたくないと思いました。
色々と話して気持ちがスッキリしたので、あとはオペラ好きの先生とオペラの話などしました。
私も丁度その前日に新国立劇場のオペラ「ウィリアム・テル」を観に行っていたので話が弾みました。
店主さんが音楽も好きなようで、音楽の本なども置いてありました。お世話になった恩師と素敵な時間を過ごせました。
高3の受験生の皆さんは、志への第一歩である大学入試に向かって努力していると思います。
低学年の皆さんは、そろそろ進路について真剣に考えだしている方も多いと思います。
自分が将来「こうなりたい」という志を持った受験生は、強い。
大学について考えるのも勿論ですが、その先の進路に思いを巡らしてみるのも良いことです。
さて、明日担当の萩原くんは将来に対してどのような考えを持っているのでしょうか。彼の思いを知りたいです。