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2023年 1月 26日 ~単語がわからない状態で長文を読む方法~
こんにちは!担任助手の伊藤です。
先日必修の授業で研究発表があり、
先輩が私の発表内容に関連する記事を送ってくれたのですが
それが英語の記事だったんですね。
そこでめちゃめちゃ久しぶりに英文を読んで気づいた(というか、思い出した)ことがあったので、
共有したいと思います。
それは、
わからない単語が多くて文章の意味がつかめなくても、
接続詞や論理展開のパターンがわかって流れを把握することができれば、
筆者の主張はだいたいつかめるということです。
これは現代文でもそうなのですが、
英語の長文では、
譲歩した後に重要なこと(自分の主張)をいうのが
王道パターンです。
It is true that・・・
などといって、
これから自分が主張することとは異なること、
世の中の常識だと信じられていることなど、
を先に言っておいてから、
But・・・
といって、
自分の主張を繰り広げる、というパターンが
一つの記事の中にも何か所も見られました。
たいていButの後が重要なので、その前の部分がよくわからなくても、
Butの後に注目すれば筆者の主張はだいたい読み取れます。
ミスコンの是非についての記事だったのですが、
英文を読んだのが本当に久しぶりだったので、
忘れてしまった単語が多すぎて、
あれ?全然わからない!
筆者がミスコンを肯定しているのか否定しているのかすらわからない!
と一瞬パニックでしたが、
よく読むと、先ほど述べたようなパターンが随所に見られ、
「細かいところはよくわからなかったけどミスコンに肯定的なことだけはわかった!」
という感じでした。
(2回、3回通して読むと細かいところもだんだんわかってきました)
その記事では、
But it is a mistake to leap from the premise that ・・・
というのがあり、
premise(前提)とかleap from(跳躍する)とかの意味があやしかったのですが、
まあmistakeとかあるし、to以下は全部筆者の主張の逆のことなんだろうな、
とかいう感じでなんとか内容を理解しました。
このように、
細かい単語がわからなくても、
Butや
Conversely, (逆に、反対に)
など、
逆説の接続詞の後に注目すれば、
話の方向性くらいはつかめます。
特に早稲田の英語などは「覚えていなくてもいいレベルの単語」がちょくちょく出てくるので、
そういう場合はわからない単語がありながらも意味を取って読み進めていくことが
必要になってきます。
意識してみてください!
とはいえ、
このような読み方は苦しいものです。
「覚えていなくてもいいレベルの単語」だって、知っておくに越したことはありません。
他の受験生よりも多くの単語を知っておくことで長文読解は非常に有利になります。
共通テストだって、皆時間がないと言いますが、
読むスピードを上げるには文を読んで瞬時に理解できるような単語力、文法力が必要です。
英語は、結局は単語につきます。
タイトルとは違う結論になりましたが、
受験生も新高3、高2も、
英単語頑張っていきましょう!
次回は春から社会人の秋元さんです!
お楽しみに~