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2022年 8月 28日 事件は点Pで起きているんじゃない!実験室で起きているんだ!
1週間ちょっとしか経っていないのに、ブログ更新当番が回ってきて驚いております、担任助手の三澤です。
よく、数学が苦手な人から「点Pの動きが分かって何が嬉しいの?」とか、「数学って将来役に使わないよね?」みたいなことを言われます。
それに対する私の答えは、「僕もそう思う。」
私の持論では、数学で扱う図形の挙動や関数の増減そのものには意味はありません。
しかし、それらの「量を扱う」手法には意味があると思います。
例えば従来よりはるかに速い自動車の開発があるとします。
そのような自動車を開発していきなり発売して走らせたので、何があるか分かりません。
そのため、開発時に必ず実験をするプロセスが入ってくるはずですね。
そこで実際に自動車を使った実験をしようとすると、問題がおきます。
「実験用の自動車を作ろうとするとコストがかかる」、「自動車を走らせたらどんなことが起こるか分からない」、、、
等、実物を使った実験にはある程度リスクがあるし、実物を用意するための時間もかかります。
そこで、数学の出番です。
数学があれば今までの事例から、前例がないことに関しても、ある程度予測ができます。
そして、そのために必要なコストは計算に使った用紙や時間だけ
数学は実際には難しいこと、できないことを簡単に紙面上で考えるのを可能にします。
そう思えば、数学の勉強をするのも少しは苦では無くなりますね。
明日は数学を愛し、数学に愛された男、阿部担任助手です。