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2025年 1月 12日 ~試験会場、自分が誰よりも主人公~
元受験生、現応援団長らしい辰野です。
2024年度共通テストリーディング
あれは魔物でした。
大問5を見た途端、どれだけの受験生が頭を抱えたことでしょう
ようわからん3人の感動秘話が見開き1ページ半
(マキ、タクヤ、カスミ許さん…)
疲れてきた頃合いでの半ページ増量
心をへし折るには十分です
だがしかし、みんなはそう気持ちが沈んでるんだろうなぁと
私は不敵な笑みさえ浮かべて
「共テめ、やってくれたな。解いてやるよ」
と凄まじい勢いで10分を残して解き切りました
完全にゾーンに入っていて
自分がこの物語の主人公だ!みたいな危ないテンションだったと思います。
帰りに親友とサイゼリアに行くくらいには浮かれてました。
しかしながら帰宅後、東進の答案再現のため回答を打ち込んでいる時
事件は発覚
「…これ、マークシート1個ずれてる」
血の気が引いていく感覚
「え、やばい、どうしよう、どうしたらいい?」
しか言えなくなり、あらゆるポジティブな思考を辿りましたが
そこにはマークミスをして20点落としているという事実のみ。
主人公すぎていらない演出作っちゃいました。
しかし、ここからが流石主人公。
「やってしまったものは仕方ない。先のことを考えよう」
と一旦父を招集
同日に控える上智の共テ併用か他の私大の一般か……
ほぼ直観的に「え、落ちると思うけど上智出していい?」と言いました。
「不戦じゃなくて不合格って見たい。じゃないと2次の小論で挽回できたかもっていうのが残ると思う」という理論を父にぶつけ
父も「いいよ」と言って捨て金覚悟の出願を許してくれました。
それが今の私の未来に直結したわけです。
お父さんあの時許してくれて本当にありがとう。
正直、父の許しが出なくてもお年玉叩いて出願したと思います
私は合格という主人公結果で終われましたが
不合格でもきっと受けないよりは納得した形で受験を終えられたはず
さらに、上智大学が第一志望ではなかった私は
「うん。一般で受かればいいんでしょ。問題ない」とまで言い切りました。
しかし主人公にはなれず脇役に成り下がってしまい
第一志望合格は叶いませんでした
1教科目の英語いつもより読めないし、場の雰囲気に呑まれるし
「あ、今年ダメだ。来年また来よう」と諦めかけても
1分間解くのをやめ
「まだ日本史と小論がある」とやる気回復
とにかく答案用紙全部埋めました
不合格は予想できたので母の姿を見た瞬間悔しくて駅前で号泣をかましましたが
全てぶつけたので不合格の文字を見てもショックではありませんでした。
あんなに第一志望に行きたくてスマホの待受も、参考書にも、部屋の壁に
生活の至る所に「慶應義塾」を散りばめていた辰野
全力で勉強して本番もそれを貫けたので浪人は選択しませんでした。
みなさんは本当によく頑張ってきました。
目の前の問題がどんな難問でも
絶対に諦めることだけはしないでください
足掻いてください。
受験は全て終わってから知ることがありすぎるので
いろいろ思うところはあると思います
でもこの経験は絶対に無駄じゃないし、無駄にしないでほしいです。
自分が本当に行きたい大学へ
後悔しない入試はやめの合図まで
これでよかった。と思って帰ってきてください。
P.S.共テリーディング開始後すぐにマークシートの最終番号に印つけなさい。
明日の投稿は大尊敬先輩、中川担任助手です。